ボデグリムト戦マッチレビュー
22/23 EL GS第3節 エミレーツスタジアム
アーセナル 3-0 ボデグリムト

・ゴール
エンケティア(23′)
ホールディング(27′)
ヴィエイラ(84′)
・交代
ジャカ→ウーデゴール(58′)
マルティネッリ→ジェズス(59′)
マルキーニョス→サカ(59′)
ティアニー→ベンホワイト(70′)
エンケティア→ネルソン(82′)
ムヴゥカ→ソルバッケン(73′)
ヴェトレセン→グレンベーク(73′)
ローデ→ホイブロテン(88′)
サンプステッド→コンラドセン(88′)
エスペヨルド→サルヴェセン(88′)
・カード
ジャカ(41′)
ウェンバンゴモ(33′)
サンプステッド(53′)
・レフェリー
ハルム・オースマース
ボデグリムトはかなり不気味なチームでしたが、ターンオーバーをしながらしっかり勝ち点3を獲得することができました。
攻撃面について
攻撃陣の中で注目したいのは、エンケティアとファビオヴィエイラです。
エンケティアについて
ジェズスの加入により、今シーズンは出場機会が少なくなっていますが、その中でもしっかり結果を残していますので、リーグ戦でも見たい選手の一人です。ELはこれで2戦連続ゴール。この試合ではティアニーのえぐいシュートの跳ね返りを冷静に流しこんで先制点を決めました。ティアニーのシュートがなかなか勢いのあるボールでしたので、合わせるのが難しいと思いましたが、ここでしっかり決め切れるのはストライカーとしても素晴らしかったです。もともとデビューした当初は、ボックス内でワンタッチタイプのストライカーという感じではあったので、ああいうシーンは得意なんだと思っています。それ以外のシーンでも、プレスをかけてボールを奪いキーパーと1対1になるシーンもあり、守備面でもサボらず働いてくれました。
ファビオビエイラについて
この試合では1G1Aの活躍。まずは2点目のアシストのシーンですが、素晴らしいキックだったと思います。ディフェンダーがクリアしたボールをワントラップで収めたのは完璧でしたし、その後のクロスの軌道も完璧でした。ヴィエイラが加入する前に、プレー集で見ていたような質の高いキックでした。最後のダメ押しとなる3点目に関しては、ジェズスのドリブルやお膳立てのパスも素晴らしかったですが、シュートの威力、狙う場所も良かったと思います。ディフェンダーがブロックできないように、ゴールの角を狙ったシュートでした。ブレントフォード戦のゴールでもそうでしたが、身体は細いわりに、結構パンチ力のあるシュートを持っています。また、この試合ではウーデゴールとの共存も試していたので、もしかしたら、リーグ戦でも試す機会があるかもしれません。
守備面について
守備陣の中で注目したいのは冨安とティアニーです。
冨安について
冨安に関してはいつも通りの安定感のあるパフォーマンスでした。リーグ戦ではホワイトがファーストチョイスとなっていますが、リーグ戦で出たとしても全く問題ないと思います。そして何より、後半左SBとして起用されましたが、右SBの時と変わらないプレーをできてしまうのは正直意味が分からないというか、恐ろしすぎます。最近はより攻撃的なSBの方が注目を集める機会や評価される風潮があるように感じますが、純粋に守備力、バランスを取る安定感など、もっと冨安が評価されてもいいと思っています。そして個人的に僕がSBに求める能力としては攻撃力よりもまずは守備力です。そこにプラスアルファで攻撃力があればいいと思っています。
ティアニーについて
ティアニーに関してはここ最近、かなり成長していると思います。今シーズン、ジンチェンコが加入したことによって、中に絞ってきてプレーするという機会が増えましたが、どんどん中に絞ってきてのボールの扱い方が上手くなっていると思います。また、この試合では鋭い縦パスを何本か出すシーンもあり、今の役割にもだいぶ慣れてきていると思います。現状、どちらかというとファーストチョイスはジンチェンコなんだと思いますが、このまま成長していけば、ティアニーがポジションを奪い返す可能性が高いと思います。間違いなく、プレミアリーグで一番SBの層と質が厚いんではないかと思います。
まとめ
不気味と思われていたボデグリムトにもしっかり快勝を収めれたこと、控え組も結果を残せたのもチームとしてかなり大きいと思いますし、主力組としてもウカウカしていられないと、非常にいいポジション争いになっていると思います。
次節は10月10日(月)0時30分からリヴァプール戦となります。今シーズンこそ勝つチャンスだと思っていますので、なんとか勝って欲しいです。
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