フラム戦マッチレビュー
22/23 プレミアリーグ第4節 エミレーツスタジアム
アーセナル 2-1 フラム

・ゴール
ウーデゴール(64′)
マガリャンイス(85′)
ミトロヴィッチ(56′)
・交代
ティアニー→エンケティア(61′)
ジェズス→冨安(89′)
ウーデゴール→ホールディング(90+5′)
ケバノ→ケアニー(69′)
テテ→ムバブ(79′)
ペレイラ→ディオプ(79′)
パリーニャ→チャロバー(88′)
リーム→スタンスフィールド(88′)
・カード
ベンホワイト(36′)
ジェズス(44′)
パリーニャ(44′)
ロビンソン(51′)
デコルドバ・リード(70′)
・レフェリー
ジャレット・ジレット
あわや自滅で敗戦となりそうな雰囲気でしたが、逆転勝ちで開幕4連勝。首位の座をキープしました!
負傷離脱について
早速トーマスとジンチェンコが負傷によりベンチ外となりました。まだELも始まってないですし、週1の試合間隔の状況で離脱してしまうとなると、この先も不安でしかありません。ここまで好調にいっていただけにかなり厳しい離脱となりました。その経緯もあり、今回は代わりにエルネニーとティアニーがスタメン起用となりました。システムはほぼ変わらず、そのまま、トーマス、ジンチェンコの役割をこなしていました。
まずはエルネニーについてですが、まさしく無難なプレーでした。物足りなさはありますが、決して悪すぎるということもなかったと思います。ただ、開幕の3試合と比べて、ビルドアップに苦戦していることは間違いなかったです。特にサリバ、マガリャンイスの間での横パスがいつもより多く感じたのが物語っていました。そもそもトーマスと同じ役割を求めるのはあまりにも酷な話ではあります。またジンチェンコが不在だったのもかなり影響していました。ティアニーが控えめではありますが、若干中に絞ってきてプレーもしていましたが、やはり外で活きるタイプであり、こちらもジンチェンコと同じ役割を求めるのは違うのかと思いました。おそらくジンチェンコがいれば、もう少しスムーズにビルドアップが出来ていたと思います。
失点シーンについて
前半からゲームを支配して、後はゴールを決めるだけという試合をしていましたが、なかなかチャンスをものにできず、少し不安な気持ちはありました。そしてその不安は的中して、自分達のミスから痛い失点をしてしまいました。昨シーズン逆転勝利をしたのはウルブス戦のみ(僕の記憶が正しければですが)ということもあり、負け試合の流れかというのが一瞬頭をよぎりました。
失点のシーン関しては完全にハマっていましたし、サカからマガリャンイスへのパスは最悪のものでした。自陣で、しかもペナルティエリア内に浮いたパスというのはディフェンダーからすると物凄く嫌なボールです。また、前線から積極的にプレスをかけ、嫌な動きを見せてくるミトロヴィッチがいますから、なおのこと嫌だったと思います。そして、このシーンではティアニーが中に絞っていたこともあり、サイドへの逃げのコースもなかったのが難しかったシーンだと思います。後半から積極的にCBにもプレッシャーをかけてきていたので、フラムとしては修正が上手くいった得点シーンでした。

しかし、今年のアーセナルはやはり違いました。レスター戦でサリバがOGした時もそうでしたが、この失点シーンの後も、選手を後押しする声援がよく聞こえていました。昔のようにスタジアムが静寂に包まれるような事がありませんでした。またいつもは70分ぐらいまで動かないアルテタですが、この試合では失点直後にエンケティアを投入して、システムを変更して、エンケティア投入から3分後同点ゴールを奪い、相手に流れを掴ませなかったです。その後も常に逆転ゴールを狙い続けて、最後は得意のセットプレーから汚名返上のマガリャンイスの逆転ゴールとなりました。逆転した後は、まさかの5バック、5人全員がCBという新システムを使い、勝利をものにしました。この試合は絶対に逆転してやる、勝ちにいくという姿勢が見れました。引き分けじゃ絶対にダメだという気持ちが伝わってきました!
ウーデゴールについて
前節に続き、連続ゴールを決めましたし、パフォーマンスも良かったと思いますが、注目したいのはキャプテンシーの部分です。もちろん、同点ゴールを決めるなどプレーで引っ張っている部分も見れましたが、特に目を見張ったのは相手と揉めた時に、冷静にジェズスやマガリャンイスを止めて、審判と話す姿はキャプテンとして相応しい対応をしていたと思います。ジェズスはカードを貰ってしまいましたが、それ以外に余分なカードを貰わずに済んだのはこの行動があったからだと思います。
まとめ
昨シーズン先制されると厳しいというチームでしたが、今シーズンは逆転する力があるという一面をこの試合で見せてくれたと思いますし、こういう試合を見せられると今シーズンは期待してしまいます。そして改めてレノが良いキーパーだと感じました。この不安があったからこそ、放出するならプレミア以外が良かったです。ぜひアーセナル戦以外でライバルチームから勝ち点を奪ってくれることを期待しています。
次節は9/1(木)3時30分キックオフ、ホームでアストンヴィラ戦となります。エミマルがいるので、またしても古巣対決となります。そして、今シーズン初のミッドウィーク開催となります。ミッドウィークの早朝はいいイメージがあまりないので、ぜひともその不安を吹き飛ばす勝利を見せて、5連勝して欲しいです。
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