サウサンプトン戦マッチレビュー
22/23 プレミアリーグ第13節 セント・メリーズ
サウサンプトン 1-1 アーセナル

・ゴール
スチュアート・アームストロング(65′)
ジャカ(11′)
・交代
アリボ→チェ・アダムス(73′)
アダム・アームストロング→ウォルコット(73′)
スチュアート・アームストロング→エドジー(80′)
マルティネッリ→エンケティア(71′)
ベンホワイト→ティアニー(72′)
ウーデゴール→ヴィエイラ(83′)
・カード
ウォルコット(89′)
リャンコ(90+3′)
サカ(29′)
・レフェリー
ロバート・ジョーンズ
今シーズン初のドローという結果でしたが、勝ち点を2を失った試合でした。もちろん様々な理由がありますが、とにかくこのサウサンプトンに引き分けたのは残念でした。
再現性のある攻撃について
この試合でも試合を動かしたのは覚醒中のジャカでした。2日前のELのPSV戦でみたのとほぼ同じような形からのゴールでした。まずサカとベンホワイトの連携面が素晴らしく、ベンホワイトのオーバーラップ、サカのヒールでのパスどちらもいいプレーだったと思います。ベンホワイトのクロスのシーンも中に4枚入っていましたが、またフリーとなっているジャカのスペースに送るボールでした。ジャカも同じく逆足で抑えた良いシュートだったと思います。まさにELのPSV戦を再現したかのようなゴールでした。ジャカが両足でパンチ力のあるシュートが打てるので、ペナルティエリア内にいるのはかなり驚異的になっていると思います。
左SB問題について
試合前、一部ではジンチェンコが復帰するとの情報もありましたが、ふたを開けてみればベンチ外となり、この試合ではリヴァプール戦に引き続き左SBには冨安が入るシステムとなりました。個人的にはティアニーを起用して欲しかったのが正直な気持ちではあります。相手を押し込める展開だと思っていましたし、サウサンプトンの右SBが怪我で離脱していて、人がいない状況でしたので、間違いなく狙いどころだったと思います。ただ問題はティアニーとマルティネッリの相性が良くないことだと思います。やはり大外でポジションがかぶる傾向にあるので、あまり連携面が良くない印象です。逆に昨シーズン、スミスロウを左で起用した時にティアニーが最も活きるシステムだったと思っています。
そして、もう一つがジャカが高い位置を取ることによって、今シーズンの左SBに求められているプレーが変わったことだと思います。昨シーズンは、左SBを上げて、前線3枚+ウーデゴール+ティアニー(タヴァレス)で5レーンを埋めて、逆サイドの冨安がバランスを取るというシステムでしたが、今シーズンからは前線3枚+ウーデゴール+ジャカで5レーンを埋めるようになったことにより両サイドバックが中に絞ってきてプレーする形やバランスを取る役割が増えたと思います。なので、ジンチェンコが不在の場合でも冨安、ティアニーどちらも中に絞ってきてのプレーが求められています。その点でポジショニングの良さは冨安の方が評価されているんだと思います。もちろんティアニーも悪いわけではないですが、彼の一番の強みはやはり大外でのアップダウンです。


またこの試合では単純にセットプレー対策、ロングスロー対策という狙いもあったかもしれません。ただ、冨安もポジショニングはいいですが、ジンチェンコと比べると物足りなさは感じます。この試合でも失ってはいけないポジションでのボールロストもありましたので、あれは中々いただけないミスでした。ジンチェンコが戻ってくれば、おそろく一番手はジンチェンコになると思います。
昨シーズン痛かったのが、冨安、ティアニーの離脱で、代わりに出場したのが、セドリック、タヴァレスでした。それを考えればこれくらいのポジション争いは必要だと思いますし、冨安が起用されるのも上記の理由から頷けるかと思います。ただティアニーもこんなもんで折れる選手だとは思っていないので、ポジションを奪い返して欲しいです。
審判の判定について
正直、審判のせいにしたくなかったので勝って欲しかったですが、この試合の審判は本当に最悪でした。二度とアーセナル戦で笛を吹いて欲しくないと思ったのが正直な感想です。少なくともPKは1本与えられるべきでしたし、サカへのアドバンテージは短すぎますし、選手を掴んで止めるのはありということで、いつからかサッカーのルールは変わったようです。過去には、アストンヴィラ戦の試合を担当したこともあり、ミングスがサカを投げ飛ばしたシーンを見逃したり、ラムズデールがブロックされていて、直接CKを決められたりと安定のクソさを発揮していました。常にマッチレビューでは判定の一貫性を求めていましたが、判定がクソだということは一貫していました。正直、一番担当して欲しくない審判1位に躍り出たかもしれません。ロバート・ジョーンズ。この名前だけは忘れません。
アストンヴィラ戦の直後にも同じ事を呟いていました
まとめ
もちろん、全てを審判のせいにするわけではありません。前半、もっとゴールを決めて試合を終わらせておくべきでしたし、後半のパフォーマンスは酷かったです。交代で出てきた選手も可能性は感じませんでした。※ティアニーは頑張っていたと思います
ただ、これだけファウルももらえない状況だとプレーにも響いてくるのは間違いないと思いますので、よく引き分けで耐えたと思います。ただ、このサウサンプトンに勝てなかったのは正直がっかりではありますし、勿体ない引き分けでした。
次節は10/28(金)1時45分キックオフでEL GS第5節PSV戦となります。引き分け以上で首位通過が決まりますので、頑張って欲しいですが、疲れが見えているので、ターンオーバーもして欲しいところです。
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