トッテナム戦マッチレビュー
21/22 プレミアリーグ第22節 トッテナムホットスパスタジアム
トッテナム 3-0 アーセナル

・ゴール
ケイン(22(P), 37)
ソンフンミン(47)
・交代
マルティネッリ→スミスロウ(63)
エンケティア→ラカゼット(72)
ガブリエル→タヴァレス(76)
・レフェリー
ポール・ティアニー
内容的にも完敗、楽しみにしていた試合、ダービーでこの内容ということで非常に残念な試合となってしまいました。今回のマッチレビューでは、ざっと試合を振り返っていきながら考えていきます。
アーセナルの戦術について
試合前、サカとベンホワイトの怪我の状態が不透明であったこともあり、試合前にアーセナルがどういう配置、戦術を使ってくるかがかなり注目されていました。スパーズが苦手としているので5バックでブロックを作って中を固めるという作戦もあるかと言われていましたが、実際にはサカはスタメン起用、ベンホワイトはベンチに戻ってきて、4-2-3-1で前からプレスをかけるいつものやり方を採用してきました。結果論で言えば引き分け狙いで5バックを使えばよかったのではとなる結果となってしまいましたが、PKを取られる前まではハイプレスはしっかり機能していましたし、この選択は決して間違ってはいなかったと思います。この展開のまま続いていれば、もっといい試合になっていたとは思います。
判定について
まずPKのシーンですが、試合中に関してはあの程度の接触でファウルを取られるかとは思いましたが、ただ試合後見直してみると、背後からあたりにいってはいますので、微妙なラインだったとは思いました。そしてその後、前半33分にホールディングに2枚目のイエローカードが出されて、退場となりました。ホールディングへの判定に関しては全く異論はありません。そもそも試合序盤からソンフンミンに対して激しくアプローチをかけていましたし、1枚目のカードが出るのもずいぶん待ってもらっていた方だと思います。ソンフンミンとのマッチアップでソンフンミンの方が優位になっていたこともあり、そもそも1枚目が出た段階でシステムを変更するべきだったと思います。そして予想通り2枚目のカードが出てしまい退場となってしまいました。この2枚目に関しては肘が入ってましたし、1枚もらっている選手のプレーとしては少々軽率なプレーだったと思います。やはりソンフンミンには冨安をあてるべきだったのかもしれませんが、そうすると今度はクルゼフスキ側でやられる可能性がありますので、アーセナルとしてはせめてまだベンホワイトがいればという状況だったと思いますし、悩ましい問題だったと思います。
反省すべきポイント
勿論この試合が決まったのはPKでの先制点とホールディングの退場シーンにはなりますが、他にも反省すべきポイントは2失点目と3失点目です。どちらともアーセナルにとっては悪すぎる時間に失点してしまいました。まず2失点目は今季得意としていたCKからの2試合連続の失点となってしまいました。それまでは1点も決められていなかっただけに、ここにきて一気に崩れてしまっている気がします。またホールディングの退場後、4分後に決められているのが良くなかったと思います。また3失点目も後半開始早々、出鼻をくじかれた痛い失点となりました。ハーフタイムに何かしら指示があり、気持ちを切り替えてやっていくタイミングでの失点、あの瞬間完全に終戦となってしまいました。せめて1点で凌いでいればチャンスがきた可能性はあったと思います。そしてもう一つ、ベンホワイトを無理に出場させなかったのは非常にいい判断だったと思いますが、特にコンディションが悪そうだったサカを下げるべきだったとは思います。
まとめ
ここ最近のノースロンドンダービーの中では非常に退屈な試合となってしまい残念でした。ただアーセナルとしてはケイン、ソンフンミン、クルゼフスキの前線3枚をティアニー、ベンホワイト、トーマスなしで迎え撃つのはかなり厳しかったと思います。今回負けてしまいましたが、まだ勝ち点1差でアーセナルが4位であることに変わりはないです。アーセナルはまだ自力でCL出場を決めることができますし、逆にスパーズはアーセナルの結果次第になりますので、命運を握っているのはアーセナルです。そんなに悲観的になることはないでしょう。そして今シーズンビッグ6以外に取りこぼしが少なかったからこそ、今この順位にいます。残り2試合も取りこぼさない力が重要です。今シーズン積み上げてきたものを発揮できれば、必ずCLに出場できると思います!
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