ウェストハム戦マッチレビュー
21/22 プレミアリーグ第17節 エミレーツスタジアム
アーセナル2-0ウェストハム

・ゴール
マルティネッリ(48)
スミスロウ(87)
・交代
ウーデゴール→スミスロウ(66)
マルティネッリ→ヌケティア(82)
ラカゼット→タヴァレス(89)
・レフェリー
アンソニー・テイラー
トップ4争いのためにも絶対に負けられない1戦だっただけに非常に大きな勝利となりました。
攻撃陣について
特にラカゼット、サカ、マルティネッリのパフォーマンスは素晴らしかったです。まずはラカゼットです。この試合MOMの活躍といってもいいと思います。PK失敗で得点こそは奪えませでしたが、前線でとにかくボールをおさめてくれていました。このプレーがなければ今日の勝利はなかったといっても過言ではありません。
次にサカです。サカに関しては別格のプレーでした。1、2人を余裕でドリブルでかわして危険なエリアに入ってくれていたので、チームとしては非常に助かりました。
次はマルティネッリです。貴重な先制点を奪ってくれました。先制点のシーンではマルティネッリらしい良い動き出しから、アンリやオーバメヤンを彷彿とさせるような見事なコントロールシュートでした。また、プレスバックから2、3回ボールを奪いとるシーンもあり、攻守において活躍していたと思います。
最後はスミスロウです。今シーズン間違いなく10番が似合う選手に成長したと思います。今シーズンは得点能力が一気に開花し、リーグ戦では6ゴール目でチーム内得点王となっています。この調子でいけば2桁得点も全然可能だと思います。かつてラムジーがゴール決めまくったシーズンのように、今シーズンスミスロウが何ゴール決めるか注目です。
守備陣について
マルティネッリとスミスロウのゴールで注目は前線にいきがちですが、この試合後ろ4枚はデュエル勝利100%を達成しました。終わってみればそこまで決定的なピンチはなかったですし、特にアントニオに何もさせなかったガブリエル、ホワイトのコンビは素晴らしかったと思います。特にガブリエルに隠れているかもしれませんが、前評判ではよくないと言われていたホワイトが攻撃面だけでなく、守備面でもしっかり活躍できており、正直守備が酷いとは思いません。そしてこの試合でもクリーンシート達成となり、これでリーグ戦8試合目のクリーンシートとなりました。データで出ているように決して偶然なんかではありません。今シーズン本当にエミレーツは要塞となっていますね。
今後の課題について
まず一つはサカへのサポートについてです。この試合サカのパフォーマンスが素晴らしかったこともあり、右サイドは何とかなった部分はありましたが、アーセナルはチームの戦術的に右サイドが孤立するようなシステムになっています。(サカではなくペペを起用した時にも同じように孤立するシーンがあります。)もう少しサカへのサポートが出来ればより、チャンスが増えると思いますし、ゴールがもっと生まれると思います。もう一つは解説の林陵平さんも仰っていましたが、中盤の選手が飛び出していく動きが必要だと感じました。リスク管理の面もあり、中盤から飛び出す動きはほぼありませんが、やはりブロックをしいてくる相手を崩すには飛び出していく動きが必要だと思います。かつてのラムジーのような選手が必要なのではないのでしょうか?ラムジーが抜けてからというもの、ブロックをしいてくる相手を崩すのに苦戦している印象があります。冬の移籍市場でラムジーの名前が上がったりしてますがどうなることでしょう?
まとめ
この勝利で暫定ではありますが定位置に戻ってきました。そしてビッグ6に強いウェストハム相手に何もやらせず勝利できたのはかなり大きいですし、若いチームにとって自信に繋がると思います。しかしマンチェスターユナイテッド、エヴァ―トンに負けたのが非常に勿体ないと余計に感じました。次節リーズ戦負けたら今節の勝利が意味なくなりますから、ぜひ頑張って欲しいです。
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